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生徒集客のためのHP作成方法

塾のWeb上の顔とも言うべきメインのHPの作成方法について解説していきます。
近年、新聞チラシによる集客以外に重要なのがWeb検索からの塾選びです。塾選びをしている親御さん、生徒自身は「地域名+塾」で検索をかけてきます。検索結果で他の競合する塾も多く上がってくると思いますが、お客さんに自分の塾を選んでもらうためには魅力的なHPを作り上げておき、自分の塾の仕組みを知ってもらう必要があります。
最終的にWeb制作会社に発注を依頼することを想定していますが、書きたい内容は予め考えておいたほうがいいでしょう。Web制作のコンサルティングでは、サイト内容のヒアリングでお金を取る(または制作物と合算して請求される)ところがありますので、発注はデザインとHPのソースを書いてもらったり、自分でテキストを書ける状態にしてもらったりするところに限定した方がいいでしょう。

1.サイトの内容を考えよう

塾のサイト内容で必要なのは、サイトを読んで、お子さんや生徒自分がその塾に通うことのイメージが浮かぶことと、成績が上がりそう・勉強ができるようになりそうな気になることです。そのために必要な塾の情報をサイトに記載するようにしましょう。
まずは、大まかにどのようなページを作成するかを考えます。これは情報トピックをまとめることになります。以下にサイトトピックの例を示します。記述中の○○○はご自身の塾名を表すので、置き換えてみてください。

・トップページ
お知らせなど最新情報を載せたり、各ページへのリンクを貼ったりする

・○○○とは?
教育理念など、塾の成り立ちや特徴を大まかに書く

・○○○での授業
○○○の特徴を細かく説明し、授業時間、指導可能科目、実際にどういう生徒が通っているかなどを書く

・入塾までの流れ
体験授業が何回程度あるか、面談を経るのかなど問い合わせから入塾するまでの流れがわかるようにする

・指導実績・合格実績
定期テストで何点アップしたか、どの学校に合格したかなどを書く
これは塾を開いてからしばらくしてから作成してもいい

・アクセス
塾までの案内図、Googleマップを入れたり、道順を写真で入れたりすると良い

・Q&A
実際によくある質問や、他のページでは書けなかった内容をここで書く

この他、塾長のブログや校舎のブログも必要です。
ページに書く内容を考えたら、各ページのデザインもある程度検討しておきましょう。カラムと呼ばれる列を何個にするのかや、サイドバーには何を配置するのかなども検討の余地があります。そのサイドバーから塾長ブログに移動できるようにするとか、Twitterのタイムラインを配置するとか,FacebookなどのSNSへ誘導することが考えられます。

2.サーバーを借りよう

Webサイトを作成する場合、そのサイトを置くサーバーが必要になります。現在多くのレンタルサーバー会社がありますので、その中から選ぶといいでしょう。サーバーの性能などにもよりますが、初期費用と年間数千円~5万円程度のランニングコストがかかります。選択する場合に(現在はほとんどOKですが)WordPressを入れられるかどうかを確認した方がいいです。WordPressのメリットについては後述します。

サーバーの知識が無くても、ログイン情報などは必ず把握しておいてください。この情報が無いと、サイトの作成を依頼した業者にサーバーへのサイト設置作業をしてもらえなくなったり、ドメインや独自メールの設定ができなくなったりしてしまいます。

3.ドメインを取ろう

自分の塾の名前が付いたドメインを取りましょう。ドメインは例えばサイトのURLにあるhttp://www.○○○.comの中の「○○○.com」みたいなもので、サイトの場所を表してくれます。最近はこのURLを直接入力してサイトにアクセスすることは少なくなってきていますが、サイトにアクセスしたときにブラウザのアドレス欄にURLが表示されるので、そこで自分の塾の名前のドメインを取っている方が見ている人からすると安心感があります。

レンタルサーバー会社の中では無料ドメインと呼ばれるサブドメインを発行してくれるところもあります。これはレンタルサーバー会社の名前が△△△だった場合,「△△△.○○○.com」のようなものは無料で提供してくれるというサービスですが、これよりも自分で「○○○.com」という有料ドメインを取ったほうがサイトの信頼度を上げる意味でも良いとされています。

有料ドメインは年間600円~数千円くらいです。ドメインの末尾の「.com」や「.jp」によって金額が異なります。自分の塾の名前でドメインが取れるかどうかは、既にそのドメインが使われているか他の人に押さえられているかによります。レンタルサーバー会社から有料ドメインを取る方法が設定上も一番スムーズだと思います。

4.作成を依頼しよう

ここまでで書いてきた、サーバーの準備からドメインの取得までもWeb作成会社に依頼することは可能です。極力費用をおさえたいならば、ここまでは大した作業では無いので、ご自分で契約した方がいいでしょう。依頼をするのはあくまでWebサイトのHTMLコーディングや、画像などのデザインを入れたり、サイトの統一的なデザインをCSSで調整したりする部分にした方がいいです。WordPressの設定やHTML、CSSの知識があるなら、ご自分でこの部分も行って、依頼のコストを減らすこともできますが、なかなか煩雑で手間もかかるので、サーバーの準備やサイト内のコンテンツを定めて、ある程度お願いできる状態にしてから依頼するのが良いでしょう。

サイト作成を依頼する場合に、WordPressによるサイト構築ができる会社(または実績のあるフリーランスの方)にお願いしましょう。このWordPressというのはWebサイトを構築するときのパッケージで、ブログからサイトのデザインまでまとめて設定して作成することができます。検索で上位に上げるためのSEO対策もできるため、今やこれを使っていないサイトの方が少ないと言えます。WordPressの一番のメリットとして後々の更新が容易であることが挙げられます。最初の設置に専門的知識が必要になりますが、設置してしまえば、一般的なブログなどと同じように編集作業ができます。「この文面直したいな」とか「受験期だから、それに合わせたサイトを打ち出したいな」とか思った場合に、自分でテキストの編集を簡単に行えます。最初のメニューの順番を入れ替えるとか、メニューの項目を追加することも容易にできるようになっています。先に上げている指導実績や合格実績は今後も増えていくものですから、毎年追加できるような仕様を作ってもらうといいでしょう。

5.サイトを更新しよう

WordPressで作成していれば、サイトを更新することも容易になっているはずです。定期的な更新を心がけてください。サイトのどこかは月に1回程度、お知らせという形でもいいと思います。ブログは毎日でも書くのがいいでしょう。このサイトの更新頻度はサイトの信頼度上重要な要素で、検索結果の順位に影響があると言われています。

デザインや使用している写真も定期的に更新してサイト自体が作り直されている印象、サイトを通して塾自体が活発である印象を与えることが大切です。ブログは塾のライブ感を与える上で重要ですので、その日にあった面談の内容を個人が特定されないように文章化するとか、指導した内容自体をブログ化するとかも考えられます。